【第3回】汎用GISソリューションの価値は?
- K-robot 広報担当
- 7 日前
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いかがでしょう、ここまで挙げてきた活用例の多くは、実のところ「特化型GIS」でも実現できることです。では、K-robotが開発する「汎用GISソリューション」には、どんな独自性があるのでしょうか?
私たちが考える最大の価値は、**“現場から自然に情報が集まり、共有され、次の判断につながっていく仕組み”**が実現できる点にあります。それを可能にしているのが、以下の3つの特長です。
1.誰でも使える直感的な設計
汎用GISは、特別な技術研修や専門知識がなくても使い始められることを前提に設計されています。簡単な操作で地図に情報を追加したり、状況を更新したりできるため、現場のスピード感を損なうことなく、リアルタイムな情報の共有・判断が可能になります。
2.テーマを横断した“重ね合わせ”ができる
K-robotのGISは、防災・交通・観光・保守管理など、異なる分野の情報を一つの地図上に重ねて表示することができます。これにより、例えば「避難所の混雑」と「道路の通行止め」、「ボランティアの配置」など、複数の観点から全体状況を多面的に把握することができるようになります。縦割りになりがちな業務の壁を越えて、課題を構造的に検討するツールとして機能するのが、汎用GISのもう一つの強みです。

3.現場の職員の手で“情報が自然に集まる”仕組み
こうした設計と柔軟性があるからこそ、GISが特別な人の道具ではなく、誰もが扱える“共通の業務インフラ”として現場に根づいていきます。情報が自然と入力され、集まり、可視化され、活用されていく──この「GISの民主化」が進むことで、組織全体の業務改善が加速する。私たちは、そうしたサイクルを現場に届けたいと考えています。
こうした価値を持つ汎用GISは、単なるツール以上の意味を持ちます。情報が蓄積されるだけでなく、判断の質を高め、組織に“動ける力”をもたらすもの。私たちは、このようなGISこそがこれからの地域や現場に必要とされる基盤だと信じています。
次回は「ツール・ド・九州」の現場で育った汎用GISの今後についてご紹介いたします。
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